【そもそも、「訪問医療マッサージ」は何業界か?】について、まずは考えていきましょう。
「訪問マッサージ」を、「介護」業界と混同してお考えの方が多くおります。確かに、どちらも 75 歳以上の方々をメインターゲットとし、
「保険」が使えます。しかし、訪問マッサージは「健康保険」、介護は「介護保険」と、全く異なる国の制度を使います。
病院と同様に「健康保険」を使う「訪問マッサージ」は、「医療」業界 に属します。
(説明会の時も、「訪問マッサージは、医療業界です!!」とお伝えすると、びっくりする方が多いですが・・笑)
「訪問医療マッサージ」は、「介護」と「医療」の両方の良いところ取りをできる、とても将来性のあるビジネスです。実はこの部分こそが、ビジネスを理解するうえで、非常に重要な考え方となります。
デイサービスや老人ホーム等も「訪問医療マッサージ」と同様に、国から「介護報酬(介護保険料より)」をいただいてお仕事をしています。
しかしながら介護報酬額は、ここ数年でどんどん下がり、ご利用できる方の条件も厳しくなってきております。さらに、介護保険の利用には上限規定があり、ご自宅から最寄りの施設へ通わなければ保険適用できません。
また、デイサービスや老人ホーム等の経営は概ね厳しく、現場で携わる方は低賃金で仕事内容もきついため、定着率は低下しています。
事実、介護業界の倒産件数は近年増えており、他業種に比べて格段に高い離職率の高さが社会問題となっております。もちろん、国も多様な対策を進めておりますが、追いついていないのが現状です。
しかし、「訪問医療マッサージ」は、国家資格を持つ「あん摩マッサージ指圧師」が施術・治療を行い、健康保険制度を利用しますので、「医療業界」という扱いとなります。
従って、報酬額も医師や看護師、薬剤師等と同様となります。
たとえば、介護業界の場合、1 人のご利用者を 6〜8 時間程度介護しても、介護報酬額は数千円程度です。また、受け入れることのできる利用者様数の上限があるなど、受け入れ体制にも多くの制限があります。
「訪問医療マッサージ」はこうした制約もないため、運営次第では非に高い報酬もめざせます。
厳密に申しますと、「60 分 2980 円」というマッサージは、「マッサージ」ではございません。
法律上、「マッサージ」・「施術」・「指圧」・「治療」・「効果」・「治療院」といった名称の提示は、国家資格であるあん摩マッサージ指圧師には認められておりますが、国家資格を持たない場合には認められておりません。
このため、最近ではそのような名称を使用せず、「リラクゼーション」という表示がよく使われるようになりました。
そのような表示のお店は、治療ではなく、「リラックス、気持ちよくさせる」ことがメインのサービスだと認識してください。
もちろん、そのお店での保険は適用できませんので、お客様からいただいた金額=総売上となります。
接骨院・整体院は、大まかに言えば「急性」の症状の治療を行うところです。ですので、看板等には「交通事故」や「怪我」といった急性症状に関する文言が多いのです。
一方、「訪問医療マッサージ」は、主に「慢性」の症状でお悩みの方を対象とするところです。実はこのことも、ビジネスとして運営していくうえでの、大きな強みとなります。
(*これに関しては、説明会で詳しくお話ししていますので、ぜひご参加ください。)
「訪問医療マッサージ」は、接骨院・整体院など実店舗型ビジネスのような流行り衰退はありません。主に慢性的な症状改善のために健康保険を利用される方が大半となりますので、継続的に安定した高報酬が確約されます。
高齢化社会者はさらに進みますので、市場・需要ともに今後ますますの成長が期待される、まさに良いとこ取りのビジネスなのです。
「訪問医療マッサージ」は介護業界のように、利用者様をお風呂に入れたり、トイレのお世話をしたり等の介護業務はございません。そもそも、このビジネスで日常生活のお手伝いをするといった業務はないのです。
ご利用者様のもとには、週に 2〜3 回程度、決まった時間に担当のあん摩マッサージ指圧師が訪問しますが、オーナー様ご自身が出向くことはありません。
イメージとしては、「家庭教師派遣」と似たビジネスモデルとお考えください。派遣先の生徒宅に出向くのは依頼を受けた家庭教師のみで、派遣元の社員は同行しません。
「訪問マッサージ」も同様ですので、オーナー様は現場業務に時間を取られることなく、経営に専念できます。
オーナー様の店舗内でのお仕事は、「先生の確保・シフト作り」と、「ご利用者様の確保」が中心となります。
業務シフトやコスト管理も簡単にできます。
たとえば、ご利用者様が1人決まると、月に平均 10〜12回のご利用が決まります。つまり、10〜12 回×約 4,700円(1 回当たりの平均単価)=約 5 万円の売上が決定したことになります。
また、予め決まった日のみの稼働ですので、ご利用者のない日時に、訪問担当者を雇う必要はなく、コスト管理も容易に行えます。
この部分は、とても大きなメリットです。
たとえば飲食店では、お客様がいなくても常時スタッフを雇う必要がありますが、
「訪問マッサージ」は、ご利用者様が決まれば、それに合わせて担当施術者のシフトを決めるだけですので人件費等のコスト管理が容易に行えます。
先の予定を見通せるビジネスモデルは、経営者としてとてもありがたいことです。仕事のスケジュールが早めに建てられ、毎回訪問する先(ご利用者様)が決まっている手堅いビジネスですので、安定した運営ができます。
あん摩マッサージ指圧師」は、週に 2〜3 回程度、決まった時間にお客様のご自宅や施設へ直接訪問し、コミュニケーションをとりながら、マッサージするお仕事のみとなります。
あん摩マッサージ指圧師の先生にとりましても、労力や精神的な負担が少なく、安定した高収入を得られるというメリットがございます。
たとえば、週に 5 日間働ける先生の場合、
仮に、1 日の勤務時間は長めに見積もり 8 時間勤務とし、ご利用者 12 人の想定で算出しますと、
1日当たり 12人 × 5日間 = 週に約 60人
1か月間では、週 60人 × 4週間 = 月に約 240人
このように見ると、あん摩マッサージ指圧師は、月に 240人も施術し、さぞや大変かと感じるかもしれません。しかし、「訪問マッサージ」の利用者様は、月に平均 12 回程度使用してくださるので、
240人 ÷ 12回 = 20人
つまり、あん摩マッサージ指圧師の先生 1 人あたり、実質20 人のご利用者様のみ施術しているということなのです。
240 人すべて異なるご利用者様を担当しているわけではなく、決まったご利用者様 20 人に毎月 12 回程度のサービスを提供するビジネスなのです。
20 人程度の患者様でしたら、先生はご利用者様のお名前も覚えられますし、訪問頻度も高いため、感謝の気持ちをダイレクトで受けられ、とてもやりがいを感じておられます。ですので、途中で辞める先生はほとんどおりません。
また、いつみえるかわからないお客様を待つお仕事ではないので、精神的な負担も軽減されます。お 1 人のご利用者様が決まると、週に 2〜3 回のご利用(月に 10〜12 回)が確定したことになりますので、日程調整(シフト)が早期段階で決まり、仕事があるという安心感にもつながります。
はい、その点もご心配はいりません。
他のフランチャイズやご自分で開業された場合、人員確保に苦労される方は多いようですが、「みんなの笑顔治療院」では、あん摩マッサージ指圧師が確保できずにオープンできなかった加盟店は、これまでに一度もございません。
また、お一人ご紹介するたびに、50〜60 万円の紹介料がかかる FC もあるようですが、「みんなの笑顔治療院 FC」では、紹介料は一切頂戴しておりません。そのため、他のフランチャイズから「みんなの笑顔治療院」へと鞍替えした例も複数店舗ございます。
ただし、加盟店の皆様には、初期のうちは正社員ではなく、パート・アルバイトや業務委託での雇用形態をとることをお勧めします。ご利用者様がいない段階での正社員の雇用は、リスクが高いからです。
このあたりのノウハウも、開業時に丁寧にお伝えしています。
前述では、毎月240人の利用者様を想定した計算でしたが、オーナー様は集客や担当の先生の人員確保に奔走する必要はありません。あん摩マッサージ指圧師 1 人当たり、15〜20 人の利用者様を集めれば十分となります。
仮にあん摩マッサージ指圧師が 4 人在籍なら、60〜80 人の利用者様を確保できれば良いだけです。
ご利用者様は、いつも同じ先生と濃いコミュニケーションがとれますので、信頼して継続してくださいます。
まずは、ご理解しやすいように、あん摩マッサージ指圧師1人当たりの月の売上額から考えていきたいと思います。
1回あたり約 4,700 円で計算(ご利用者負担は、1 割の約470 円程度)した場合、
240回 × 約 4,700円 = 1,128,000 円/月
*つまり、あん摩マッサージ指圧師 1 人当たり、約 113 万円程度の売上を確保することができます。
仮に先生の人件費(交通費も含む)を 45%と仮定した場合(30%台後半に抑えている加盟店も多くございます)、
1,128,000円 × 45% = 507,600 円
先生の報酬は、月に約 50 万円支払っても、オーナー様には60 万円以上残ります。
*「あん摩マッサージ指圧師 収入」で検索してみてください。一般賃金はかなり低いことに気づかれることでしょう。
上記は高めの見積もりではありますが、十分満足していただける金額であり、やりがいもあるため、離職率はグッと低くなると考えられます。
では、先生が仮に 4 人いた場合を考えてみます。
1人の「あん摩マッサージ指圧師」の売上は、
1,128,000円 × 4人 = 4,512,000 円
つまり、月に約 450 万円程度、売上が確保できます。
人件費を 45%と仮定した場合(30%代に抑えている加盟店も多くございます)
1,128,000円 × 4人 × 45% = 2,030,400 円
4,512,000 − 2,030,400 = 2,481,600 円
つまり、オーナー様に約 250 万円程度、残ります。
あん摩マッサージ指圧師に、月に 50 万円以上の給与払いで、この金額が残るのです。人件費を 40%で算出すると、約290〜300 万円の残額が見込めます。
ここから、本部へ支払うシステム使用料月額 20000 円(税抜)やロイヤリティ、諸経費を、多めの見積もりで 50 万円程度かかったとしても、約 195〜245 万円残ることになります。
何度もお伝えした通り、訪問マッサージは「医療」業界です。病院(医院)経営と同等とすれば、これほどの報酬は当然なのです。
しかし、さすがに売上 450 万円を超えると、オーナー様お一人での運営は難しくなります。
「みんなの笑顔治療院」では、売上 200 万円を超えた時点で、オーナー様の代わりになる方を雇うようお願いしております。
*イメージとしては、売上 200〜250 万円ごとに、社員1名を入れるとうまく回転します。オーナー様の代わりとなる社員の給与を、仮に月 40万円としても、155〜205 万円は残る計算となります。
また、弊社では多店舗経営も推奨しています。
他の FC では、経営店舗数を増やすごとに新たな加盟金等が必要となりますが、「みんなの笑顔治療院」では、2店舗目以降の加盟金を徴収しておりません。
近隣にエリアを広げ、どんどん積極的な多店舗展開をしていただければと考えております。
ここで、しっかりと伝えないといけないことがございます。「みんなの笑顔治療院」は良いことだけではなく、問題点についても、触れていきたいと思います。
経営面で最も重要なのは、「あん摩マッサージ指圧師のシフトをうまく作る」ということです。実はこれが非常に大変なのです。
前述では、あん摩マッサージ指圧師は 1 人当たり、月に 112万円程度の売上が確保できるとお伝えしました。
しかし、シフトをうまく組めないと、その額は月に 80 万円程度にまで落ち込むことも・・。
せっかくご利用様が確定できているにも関わらず、シフト次第で、非常に効率の悪い状況が生まれてしますことも。
何も考えずに、ご利用者様の希望通りに容易にシフトを作ってしまうと、こうした状況に陥ってしまいがちです。
では、利用者様の増加啓晃が予測できず、あん摩マッサージ指圧師の確保状況も各店で異なるなか、どのようにシフト作りをしていけばよいのでしょうか?
「シフト作りに正解はない」というのが、正直な答えです。やはりここは、「経営手腕」の見せどころとなります。「みんなの笑顔治療院」本部の直営店管理においても、実はここでいつも悩んでおります。
先日の報道で、現在、80 歳以上の高齢者が 1000 万人超えたと報道されました。また介護難民が 400 万人とも言われております。
さらに、国の政策として病院のベッド数は減らす方向で、病院よりも在宅へという流れになりそうです。
高齢化社会は今後も確実に進みます。
現在、国内の 80 歳以上の人口は 1000 万人以上ですが、私共のビジネスは、基本 75 歳以上の方がメインとなり潜在的な需要はもっと大きくなります。つまり、10 人に 1 人以上は見込み客となる予測です。
この方々は健康保険が利用できるため、「訪問マッサージ」1回のご利用者負担額は 300〜550 円程度(1 割負担)です。その際、介護認定等は全く必要ございません。
また、前述通り、「あん摩マッサージ指圧師」の先生 1 人当たり 80〜120 万円の売上を確保するには、ご利用者は15〜20 人集めれば良いだけです。
売上 450 万円を目指す場合でも、ご利用者様は約 80〜90人です。数十人を集客できれば達成可能です。
一度、確保したご利用者様・売上は非常に高い継続率のため、安定的な収入を確保できます。
定期的にご自宅を訪問するサービスですので、今はご利用者様のご家族からのご依頼も多いです。同居していないご家族から、「見回り当番」として・・・というご依頼もあります。
他にもこのようなサービスをまだご存知ではない潜在的な需要もあります。知ってもらえさえすれば、ご利用客がどんどん増えていくサービスだと考えられます。
説明会の時によく聞かれる質問ですが、その際私たちは、「すべてが営業先です」とお答えしています。
補聴器販売店に行っても良いと思いますし、老人会様へ行っても良いでしょう。ゲートボール大会に行ったという加盟店様もおります。だれと・どこで・どうつながるかわからないビジネスなのです。
ご利用者様負担は 1 回わずか 300〜550 円程度(売上は約 3300〜5500 円程度)で、希望の時間に自宅まで来てくれる・・このような喜ばれるサービスは、なかなかは他にはありません。
実際、僕の家族や知人に 75 歳以上の高齢者がいたらぜひとも勧めたいサービスですし、自分が歳をとった時にも利用したいと思うサービスです。
厳しいことを言うようですが、このビジネスモデルでご利用者を集めることができないオーナー様は、どの業界でもお客様は集めることができないでしょう。
そう言い切れるほど、集客で戸惑うことのないビジネスなのです。
基本的に、ご自宅(賃貸でも可)での開業も可能です。
電話や FAX とパンフレットと名刺さえあれば、すぐにも開業できますので、実店舗型事業と比べ、初期費用はかなり抑えられます。
もちろん実店舗を持つことも可能ですが、月に 5 万円くらいの物件を借りるとなると、敷金礼金や水道光熱費も含めれば、年間 100 万円程度のコストアップになってしまいます。店舗を借りる必要はないかもしれません。
(*ご開業場所の市町村の保健所様に開業基準を要確認)
また、開業の際、本部からの備品購入義務は一切ありません。ご相談いただければ、できる限り安い業者をご紹介させていただいています。紹介料などの手数料もいただいておりません。
たとえば、ホームページにおいては、他の大手 FC では、年間 40 万円以上が相場となりますが、弊社では年間 2〜3 万円程度の契約先を紹介しております。(デザイン、ドメイン、サーバー、制作費すべて含む。)
求人費用も低額でできます。
たとえば、「フロムエー」や「タウンワーク」に出す場合、1 週間に 2〜5 万円程度(地域により価格が変わる)かかりますが、本部経由の求人会社を通せば特別割引となり、3 週間分で 2〜5 万円程度(3分の1)まで抑えられます。
そもそも、高額広告を使わなくても、業務委託等であん摩マッサージ指圧師が確保できているオーナー様の方が多数おられます。
以上を合算すると、加盟金や保証金以外に、15 万円程度の初期費用になろうかと思います。開業先の地域事情やオーナー様によって変わりますので、事前にご相談ください。
「訪問医療マッサージ」は、まだまだこれからのビジネスです。その将来性につきましては、ここまでを読んでいただいてお分かりの通りです。
また、業界環境・業界動向予測データにもある通り、2040〜2045 年くらいまでは、高齢者様は増え続けていくと想定されております。
国の制度を利用する優良事業ですから、信頼性、社会性ともに優れ、すぐになくなってしまうようなビジネスモデルでもありません。
市場はどんどん拡大していくのです。これからの参入でも、チャンスは十分に用意されています。
我々は福島県から始まりました。大きな地震があり、松戸に創業者が来て、今はここに本部を置いてがんばっております。創業者の考えに感銘を受け、この事業の普及に尽力してきました。
本部運営の直営店は、現在、松戸市、近隣の柏市、鎌ヶ谷市、市川市、船橋市にございます。もちろん、それぞれの店舗で利益が出ておりますが、こうした直営を全国各地にというのは無理がございます。
以前、直営店にはノルマ(売り上げ目標)を課していた時期もあったのですが、ノルマを課すことによって、
サービスが不要な方にまで強引に勧める顧客獲得競争や、ご利用者様が望まれないような勧め方を助長していたかもしれないと思い、去年よりノルマを課すことを止めました。通常営業でも十分に利益が出る事業ですので、もっともっとと追い立てる必要はございませんでした。
このため、義務ではございませんが、複数店舗を持つオーナー様へも、各店舗にノルマを課すことのないようお願いしております。
「みんなの笑顔治療院」が本格的なフランチャイズ化を始めたのは、十分な利益が出て、これ以上無理をする必要もないと確信したからです。
この仕事に携わる他の一部のFC 本部が不正請求をするなどの行為によって業界全体が信頼を失うようになるのを看過できないと考えたからです。
「みんなの笑顔治療院」FC は、加盟店のオーナー様各々が独自の強みを活かして自由に運営でき、事業の拡大・拡張もしやすい制度を整えております。
正直に申し上げますと、弊社本部は加盟店様が売上を上げていただかない限り、利益が出ないシステムです。大手フランチャイズのように、加盟店を持つだけで利益が出る構造ではないです。
本部スタッフの評価は、加盟店様からどれだけ利益を出すかではなく、担当加盟店様のあん摩マッサージの確保数や、ご利用者様の人数、売上で決まりますので、ついつい一生懸命頑張ってしまうのです(笑)。